星、ビブグルマン、セレクテッドレストランが発表される年に一度のミシュランガイドセレモニーに先駆け、新しく追加されたレストランを紹介しています。
2023年3月~2024年3月に先行公開されたレストランは以下の通りです。
2024年3月
京都
伝えたいのは採れたて野菜のおいしさ。農家と連携し、収穫したばかりの香りと瑞々しさを生かす。
© Raiz
深蒸し茶で迎えるのは静岡出身のため。父の教え“料理は自己表現”を胸に、自分らしさを表す。
© YOKOI
和食の豊かさと日本の心を呼び覚ましたいと命名した「DNA」。品書きは昆布と鰹だしの椀物から始める。
© Saketosakana DNA
美大の学友と始めた“器を作る蕎麦屋”。デザインを専攻したことから店舗を設計し施工も手掛けた。
© sonoba
鴨のおいしさを伝える専門店。一羽で仕入れる強みを生かし、色々な部位を供する鴨づくし。
© Kamoryori Tabuchi
おまかせに限らないのは日本料理を身近に感じてもらうため。和やかな接客で居心地の良い店を目指す。
© Gion Yamagishi
日本家屋で味わう創作中華。店内に鍋を振る音が響く。自己表現の場にしたいと、自らの名前を店名にした。
© Michelin
あらゆる美を追求した北大路魯山人の歩みに感銘を受けた。季節の室礼、骨董の器など日本文化に気を配る。
© Michelin
“旨いもの屋”でありながら古典を忘れない心。茶人が考案した幽庵焼は、生姜と玉葱を隠し味に使う。
© Michelin
大阪
印象に残る料理を求め、吟味する食材に発想を膨らます。和洋の素材を重ねるのが個性的。
© LES SOUVENIRS
屋号は“旬を和える”の意。合わせる食材が互いに引き立つ料理を旨とする。献立は常道と創作が織り交ざる。
© Washun Taiki
日本料理「
宮本」の女将が開いた一品料理とうどんの店。蕎麦前ならぬ“うどん前”という試みが楽しい。
© 東谷幸一/Oudon Yomogi
京都、大阪、パリで腕を磨いた店主。各地で養った感性を繋ぎ合わせた料理は個性あふれる。
© Oryori Matsumura
コンセプトは“スパイス、ハーブ、フルーツ”。前菜からデザートまで、果物や香辛料を自在に取り入れる。
© Le Logis h
「生成」とは手を加えず、素朴でありのままのこと。味をなるべく加えず、自然の恵みと向き合う。
© Kinari
京都
芦屋、祇園に続く烏丸が新境地。かつての「呂色」は漆黒を表し、新たな気持ちで挑むため「真白」と改めた。
© MASHIRO
フレンチの経験と京の名水が生み出す料理。コースは水の都を象徴するかのような伏水の白湯から始まる。
© HOTEL THE MITSUI KYOTO/TOKI
フランスから移住したものの、言葉も文化も違う。心折れそうな時に大原の生産者と出会い希望の光が見えた。
© Akihito Yamamoto/MOKO
祇園で四半世紀、一軒の割烹店で腕を磨いた。駆け出しの頃に学んだ「親切、鮮度、感覚」を受け継ぐ。
© Michelin
里山の豊かさを表す大原ガストロノミー。野菜、山野草、川魚、ジビエといった大原の恵みを主役とする。
© la bûche
融通を利かせ、客本位でありたいと割烹店本来の姿を貫く。自然のままを意味する「無為」。委ねるのも面白い。
© Niomon MUI
大阪
十皿で表す故郷淡路島のルーツや生産者の魅力。地域の結束力から成り立つ料理は、シェフの歩みそのもの。
© Tosara
ゲストの笑顔を想像して創意を凝らす。古典料理を北浜の地で進化。
© macua
様々な熱源を駆使するトラットリア。牛肉は薪火と炭火の火力を生かす。鴨や鰹は藁を燃やし燻香をまとわす。
© ricuperare TAKEUCHI
京料理の経験と大阪の地を生かしただし。会席の形式を守りつつ、柔軟な発想で自分らしさを表す。
© Sui Okazaki
日本の食材を使ったモダンスパニッシュ。黒で統一された内装は、スタイリッシュで落ち着ける。
© Claro
感謝の気持ちを込め、語り部のように献立を説明。お腹だけでなく心も満たしてほしいと真心込める。
© Michelin
“中国各地の料理でもてなす”を意味する饗華。地方色豊かな料理から中華の奥深さを味わいたい。
© xiang hua
シェフとソムリエールの共演。会話が楽しめ、オープンキッチンから香りが届くカウンターが特等席。
© LOUISE
普段使いの店にしたいと、中国の家庭料理を供する。身近な食材を使い手間をかけることに本質がある。
© Michelin
京都
世界に展開するジャン-ジョルジュが祇園に上陸。ニューヨークから届くレシピを現地の食材でアレンジする。
© Jean-Georges at The Shinmonzen
“現代建築と割烹”をテーマに掲げ、新しい割烹店を立ち上げた。正統を心掛けた料理に安心感を覚える。
© SATOWA
レシピのヒントは食感。旬の香りを求め、素材の相性を探る。2品続くパスタ料理に創造力を発揮する。
© Komatsu Cucina Italiana
銀座から京都へ店を移し、自然の移ろいを感じながら料理と向き合う。季節を伝えるため八寸に心を配る。
© Michelin
錦市場にある川魚屋が開業。品書きは大蒲焼ご飯のみ。鰻を地焼し、炊きたての土鍋ご飯を用意。
© Okuniya Mambei
りんごとブーダンノワール、白隠元豆とベーコンなど、シェフは従来の食材の組み合わせを大切にする。
© Michelin
「呑小路」の名称は、富小路の本店が開いた酒場ゆえ。遊び心のある料理と美酒に酔いしれる。
© Michlein
学生時代はハードル選手だった。終わりなきすし道のハードルを一つずつ飛び越えながら走り続ける。
© Michelin
主客一体となる店でありたいと、板場とカウンター席の境界線がない。常に進化を求めて創作し続ける。
© Michelin
大阪
なにわ割烹で培った技と発想を取り入れたおまかせを供する。「割鮮」を掲げるように活魚に力を注ぐ。
© Kassen Iritani
創意に富んだ料理は、探究心の表れ。献立は、串の合間に肝煮やチキンカツなどの鶏料理を挟む。
© Yakitori Matsuoka
暖簾を掲げて半世紀。二代目は代替わりを機にすしの探究を始めた。一貫目は旬を迎えた魚を握る。
© Michelin
走りや名残を意識した天種に、日本料理の経験が表れる。紅花油で揚げるのは、素材の味を素直に伝えるため。
© OIMATSU Tempura Suzuki
ふらっと立ち寄れる店を目指した「食堂」。接客に従事するオーナーと料理長が“たのし”ませる。
© Shokudo Tanoshi
鰻と酒がテーマのため、夜は鰻づくしのコースのみ。煮る、揚げる、燻すといった手法で独自の感性を生かす。
© Michelin
京都
すしと一品料理を自由に楽しめ客の要望に応えてくれる。種類豊富な品書きは、割烹店の役割を果たす。
© Pontocho Sushi Ishiya
唯一無二を一文字に集約した「唯」。凛とした無二の空間、気持ちの届く唯一の店でありたいと願う。
© Muromachi Yui
京丹波の鶏に惚れ、日本料理から転向。肉は昆布だしに漬け、つくねは炊き込みご飯に混ぜる発想が独特。
© Yakitori Kyoto Tachibana
夜の見どころは雅な八寸。実家が鰻屋のため蒲焼も欠かさない。京料理の文化に自身のルーツを織り込む。
© Michelin
日本の食材とフランスの技法で創る和仏折衷。湯葉、味噌、海苔も使い、素材を重ねてハーモニーを生む。
© Michelin
二人の師匠が導く献立。料亭と割烹店での教えを軸としつつ自身の個性を発揮する。伝統と前衛が通い合う。
© Michelin
お茶屋の並ぶ、宮川町に立つ割烹店。玄関には芸舞妓のうちわを飾り、花街の風情と華やかさを伝える。
© Kyo Ajiwa
大阪
目指すのは素材のポテンシャルを引き出した料理。一品ごとに産地や生産者のエピソードを添えて魅力に迫る。
© anu
「弧柳」の姉妹店。浪速割烹らしく、70種以上の品書きが並ぶ。大阪湾の魚介や河内鴨の炭火焼も楽しみ。
© Michelin
単品が主流なのは普段使いの店でありたいから。屋号に「心貫」を掲げ、職人が一貫ごとに心を込める。
© Michelin
意識するのは季節感と創意。走りの食材は奇をてらわず、名残が近づくと創作。何を食べたか印象付ける。
© Michelin
板場を囲むように設えたカウンター。出来たてを届け、料理の温度と香りを何よりも大切にする。
© Michelin
2023年11月
東京
四川に唐辛子が伝来したのは四世紀前。唐辛子がない時代の古典から、古き良き料理を進化させ歴史を紡ぐ。
© Piao-Xiang
下町で親しまれたいと掲げた“ダウンタウンキュイジーヌ”。佐竹商店街から新たなフランス料理を発信。
© KOTARO Hasegawa DOWNTOWN CUISINE
中トロから握り始め、うにの軍艦巻は食べ比べ。堅実な仕事を守りながらも自らの個性を示す。
© Michelin
“旬華”と名付け、季節感ある中華を供する。鱧や穴子といった旬の食材を春巻にする。
© Shunka Nakamura
岐阜県出身による、ふるさとの工芸と食。多治見市の窯元で育ったことから、自ら作陶した美濃焼の器に盛る。
© Miyake Akira
生ハムとサラミから始まり、自家製パスタが数品続く。客を喜ばせたい想いが料理と共に自然と伝わってくる。
© commedia
店名は「職人が魂を込めて作る」を意味。手塩にかけて育てる生産者への感謝を込め、シンプルに調理する。
© Michelin
パリ16区、ラルケストが開いたレストラン。料理は伝統技法に加え、薪、炭、藁を効果的に使う。
© Michelin
京都
世界遺産金閣寺のほど近くにある割烹店。居酒屋以上、割烹未満を掲げ、近隣住民が集える店を目指す。
© Michelin
大阪
東京「クラフタル」のシェフが監修。フランス料理を進化させ、Upstairz(一段上へ)と踏み出す。
© UPSTAIRZ
2023年10月
大阪
鱧や白子の和素材、会席のような品書きは日本文化との融合。料理人とソムリエがレストランを進歩させる。
© Le progrès
京都
好みの単品や、主人のおまかせとその日の気分で選べる。甘味は女将の手作り。夫婦の人柄が伝わる割烹店。
© Kappo Shinatomi
東京
和魂洋才を掲げるカウンターフレンチ。パリで磨いた感性が、和食材と薪火調理を融和させる。
© Mētis Roppongi
旬の食材が持つ力強さを料理に宿す。献立の見どころは炭火焼。鮮魚や和牛の持ち味が引き立つ瞬間を狙う。
© Waki Shun
ブルガリのライフスタイルに沿うダイニング。イタリアの味と本質を求めた品々はシンプルかつ濃縮感に富む。
© Il Ristorante - Niko Romito
炭火の焼き魚と鉄鍋で炊くご飯。昼は魚定食が人気。夜は肉や野菜も揃え、好みの食材を焼いてくれる。
© Aoyama Ototo
夫婦でシェフを担うアットホームなレストラン。田舎で味わうような飾らない料理にナチュラルワインが進む。
© MATSUKI
厚引きした刺身にキャビアとオリーブオイル。洋の食材や油脂を効果的に足し、ふぐ料理を進化させる。
© Fugu Club miyawaki Bettei
里山の食材と海の幸の恵みに感謝し調理。生産者の思いと食材の背景を伝える。
© Oryori Horiuchi
「銀座 しのはら」が日本料理の探求を掲げ開いた姉妹店。弟子達が知恵と力を合わせ、新たな和食を発信。
© Michelin
東京
デンマークの地で学んだ発酵の魅力。味噌やピクルスといった発酵食品を軸に、クリエイティブな品々を生む。
© Kabi
会席を学び、シンガポールへ渡った主人。海外ではホスピタリティも身につけた。その両方を自然に生かす。
© Takahashi
燻香をまとう料理で独創的なフレンチを演出。修業時代からクリエイティビティを磨いた経験が今に繋がる。
© L'eclaireur
日本の食材を使い現地にはない季節感を表す。スリランカ人が味わえば、郷土愛の中に洗練さも感じるだろう。
© HOPPERS
銀座 四代目 髙橋屋/Ginza Yondaime TAKAHASHIYA(うなぎ)
埼玉県杉戸町で創業した老舗。四代目は東京へ憧れ銀座に店を構えた。鰻はやわらかな食感を求めた関東風。
© Ginza Yondaime TAKAHASHIYA
韓国の伝統食をモダンに表現したニューコリアン。渡り蟹のカンジャンケジャンは、浅漬なのが現代風。
© HASUO
食という字は人を良くすると書く。店主は医食同源や食養生を大切にし、心身を整える料理でありたいと願う。
© Shintomicho Yuasa
古き良きネパールの食文化に想いをこめた店名。シェフは実体験をもとに旅をテーマとした物語を描く。
© OLD NEPAL
京都
酒肴を意識した献立。香川県の地酒、和三盆、オリーブ牛を扱うのは、故郷を応援したい気持ちから。
© Michelin
京都
クラシックを基本にしながらも、軽やかな味わいを心掛けている。京野菜を彩りにした盛り付けは華やか。
© Luca
大阪
香りをテーマにしたコース。シェフは故郷和歌山の素材を取り入れ、思い出を香りで伝える。
© Le Nez
東京
アッパーフロアのダイニングに開放感あるテラス。地方料理とワインをコンテンポラリーな空間で体験できる。
© THE UPPER
型にとらわれない自由な日本料理。旨みを重ねた味の足し算で印象に残る料理を創作する。
© Kappo Ryu
つるを外から訪れるゲスト、かめを内なるスタッフになぞらえ、日本料理を通じて和の文化を分かち合う。
© Tsurutokame
すし種、酢飯、山葵で完結する握りの潔さに惹かれた店主。基本に忠実な仕事に、独自の解釈を入れて握る。
© Michelin
焼鳥に高知県東部の天日塩を振り、地元が誇る土佐備長炭で焼く。心にある想いは故郷への恩返し。
© Yakitori SANKA
伝統に自由な発想を盛り込むのは、修業先の教え。郷土の魅力を広めるため、愛媛の食材に目を向ける。
© Uisane
シェフはピエモンテ州で教わった郷土料理に忠実。国産食材を組み合わせ、イタリアと日本をつなぐ。
© nerisa
陸の王者、慶応大学卒の店主は職人に憧れ料理人になった。技術は理論的、調理姿は実に手際よく頼もしい。
© Chugokusai Kan
2023年7月
京都
その日出会う食材に思いを重ね、ひらめきからコースを創作。料理を通じてシェフの想いと時を感じたい。
©middle
大阪
走りから名残まで盛り込む献立は月替わり。コロッケなど遊び心を忍ばせ、会話の弾む料理を心掛ける。
©Kitashinchi Okurano
東京
レストラン全体で自然を表現するのがコンセプト。流木を石壁に飾り、四季を描写した料理で五感を響かせる。
©L'EAU
全国各地の農家を訪ね、畑の情景を器に描くシェフ。野菜を取り入れ、彩り鮮やかで軽やかな味わいが信条。
©JINBO MINAMI AOYAMA
もてなしの心得は「おいしく、楽しく、心地よく」。目を惹く板場の演出は、三つの瞬間を分かち合える。
©Akasaka Watanabe
シェフはピエモンテ州での経験をそのまま表す。トマトとバターのスパゲットーニは大衆食堂の味。
©NATIVO
メニューに産地と食材を記し、日本の四季を旅するフレンチ。モダンに仕立てつつも味の着地点はクラシック。
©Plaiga TOKYO
和韓仏の食文化が融合した創作料理。じゃが芋フォンダンショコラは、韓国餅とフレンチのデザートを重ねた。
©HYÈNE
焼鳥とワインがコンセプト。胸肉のたたき風はゲランドの塩、肝はバルサミコのタレがワインを誘う。
©Yakitori Hinata
献立は日本料理とすしの経験を持つ流れ。椀物や揚げ物を供し、握りすしの後に炊き込みご飯で締めくくる。
©Ichiu
2023年6月
東京
シェフは育った淡路島に想いを馳せる。地元から届く魚介、淡路ビーフも島の誇り。
©malca
ユーチューバーシェフとして異例の登録者数を持つ。古典をアレンジした料理は実に軽やか。
©CIRPAS
豚のジャスミンスモーク、帆立焼売、海老蒸し餃子など本場さながら。中国茶と共に飲茶文化を満喫したい。
©YAUMAY
日本の季節や生産者の魅力をスペインの郷土料理で発信。米料理、タパス、炭火焼で日西の個性を一つにする。
©eman
青魚を欠かさず、酒を意識して献立を組む。各コースのほか、単品も選べるのが嬉しい。目指すのは普段使いできる店。
©Hikarimono
カタルーニャの家族と過ごした食卓がルーツ。山と海の食材を組み合わせ、日本とスペインの友好を結ぶ。
©MASIA
「三和」は生産者、料理人、客の和を示す。イタリアンとは見間違う店名だが、ここは炭火焼の肉を味わう店。
©Sanwa
料理選びに心が躍るシンプリーフレンチ。食材が並ぶショーケースを見て、シェフと相談しながら注文できる。
©Michelin
元プロボクサーの再挑戦。減量に耐えた気概で試練を乗り越えた。酢飯を握った拳に感謝を込める。
©Michelin
探究心旺盛な人となりが焼鳥に表れる。塩やタレにとらわれず、部位ごとにベストな味を求め幅を広げた。
Yakitori Honda
2023年5月
東京
コペンハーゲンで学んだシェフがモダンな料理を生む。北欧という土地の特異性を生かした発酵が魅力。
©ACiD brianza
和の食材を使い、日本ならではの中国料理を目指す。点心には酢橘や柚子を使ったタレを添える。
©Ji-cube
フレンチのソースで味わう焼鳥。マデラ酒や赤ワインソースがタレの代わり。日仏の食文化を串で繋ぐ。
©Jimbocho Gokita
屋号は、挽きたて、打ちたて、茹でたての蕎麦から。料理に合うようにシャンパーニュが豊富に揃う。
©Soan Mitate
メキシコ出身のシェフによる“日本ならではのタコス”。マルコ・ガルシア氏の発想が面白い。
©TACOS BAR
イタリアの郷土料理と日本の旬の出会い。イタリア20州の特色と日本の四季を重ね一皿を作り出す。
©Filemone
クラシカルな料理に各国の食文化が融合し、“Neo Classic”を掲げるのも、その影響から。
©MONOLITH
先付から炊き込みご飯まで、すべての料理に昆布を使い、素材を生かす“だしの力”に焦点をあてる。
©Michelin
近火の手法を実践しながらも、自らの焼鳥を目指す。焼鳥の醍醐味は鶏もも肉にあるというのが持論。
©Michelin
江戸の大衆料理を今に伝える小粋な料理屋。昆布を使わず鰹節で引くだしも江戸料理の伝統と味わい。
©Edomae Shibahama
2023年4月
東京
ガストロノミーを追求するジェロームシェフが“スペインの今”を伝える。バルセロナの郷土料理をモダンな感性で表す。
©Tinc gana
和食文化を広めたいと、母と娘が開いた。茶道家元に生まれ、料理家である母が献立を組む。
©Hibinoryori Viola
盛り付けは、炭火で焼いた牛肉とソースのみ。前芝平氏が学んだフランス料理が集約されている。
©Maeshiba Ryoriten
調理の火入れは、窯の中で揺らめく薪火の炎。店内に流す洋楽は、バンドマンだったシェフのセレクト。
©songbook
京料理の流れを汲む割烹店。初めての客はおまかせのみ。次回より種類豊富な一品の注文が可能。
©Michelin
福岡で独立したものの、麻布が恋しく戻ってきたシェフ。店名の「ピアット」は皿の意。自分らしい“ミツ色”で皿を彩る。
©Michelin
京都
有名料亭や旅館で客に尽くす心を学んだ八木一真氏。修学院離宮の畑に訪れ、献立は畑で考える。
©Kanzan
古き良き「ブノワ」のエスプリを京都に伝えている。ガラス張りの建物は京都らしく瓦屋根。ダイニングはパリの趣。
©Benoit
大阪
日本の季節と共に中国料理を創作する。「有」は始まり「伽藍堂」は人の集う場の意。新たな中国料理を発想し分かち合う。
©U Garando
和食の料理人だった父の見事な造りに感動してこの道へ入った稲家敬記氏。日本料理の枠を守りつつ遊び心も忘れない。
©Ryoriya Inaya
2023年3月
東京
ペルー「セントラル」を率いるヴィルヒリオ・マルティネス氏監修。ペルーの多様な生態系と日本の旬が出会い、未開の食体験を切り拓く。
©MAZ
三つの顔を意味するTROIS VISAGES。生産者、ゲスト、スタッフを表し、食と人を繋ぐ場でありたいと、食材への敬意を料理で表す。
©TROIS VISAGES
臨場感あふれるオープンキッチンから繰り出される本場の味。香港料理の新たなる魅力と可能性を発信している。
©Koshikiryori Koki
古典や郷土料理を重んじ、素材の味わいを尊重する。丁寧に仕上げられた料理に、研鑽を積んだ野口正太朗氏の心と技が表れている。
京都
安平次シェフが南仏の経験から創り出す、ハーブやオリーブオイルを使った香り高い料理が魅力。
@anpeiji
献立は季節の情感を映す八寸から始まる。祖父の代から愛されてきた素朴な料理を、二代目の西岡瞭氏が洗練させている。
©Tenjaku
大阪
千里山の料亭「柏屋」の新たな試み。魅せるカウンターで料亭の味を堪能できる。
©Kashiwaya Osaka Kitashinchi
「シナエ」は、“シンプル、ナチュラル、エッセンス”の頭文字から。日本のテロワールを純白の器で表現する。
©SINAE
Written by
MICHELIN Guide Japan