Michelin Guide Ceremony 3 分 2022年10月4日

「ミシュランガイド京都・大阪2023」
13軒の新たな星付きレストランを発表

初掲載で二つ星の「凌霄」、一つ星から二つ星へ評価を上げた「ベルロオジエ」を始めとする星付きレストランは192軒。ビブグルマンやミシュラングリーンスター、ミシュランスペシャルアワードなど、全389軒の魅力的なセレクションをお届けします。

ミシュランガイドは、「ミシュランガイド京都・大阪2023」のセレクションを発表しました。
サステナブルな活動に光を当てたミシュラングリーンスター9軒を含む、全389軒を掲載。
また、京都・大阪では初となる、メンターシェフアワード、サービスアワードを選出しています。

世界でも指折りの美食都市である京都・大阪。日本料理の伝統が息づく京都、多様な食文化を育む大阪の魅力をお楽しみください。

【ミシュランガイド京都・大阪2023概要】

京都:掲載数 196軒
三つ星 6軒
二つ星 19軒 ( New 1軒、評価を上げたレストラン1軒)
一つ星 73軒 ( New 3軒)
ビブグルマン 98 軒 ( New 15軒)
ミシュラングリーンスター 6軒


メンターシェフアワード:「瓢亭」髙橋英一氏
サービスアワード:「美山荘」中東佐知子氏


星付きレストラン

13軒の新たな星付きレストランが誕生しました。そのうち1軒は、一つ星から評価を上げ二つ星になりました。

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ベルロオジエ(二つ星/中国料理)京都
評価を上げたレストラン

中国料理の枠を超えたガストロノミー。岩崎祐司シェフはフレンチの要素を取り入れ、革新的な料理を創り出す。足し算のインスピレーションが生み出す品々は、自然の情景や生命の息吹さえも感じさせる。

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凌霄 (二つ星/日本料理)京都 New

2022年、花街風情あふれる祇園町に開業。京都で長年腕を振るってきた藤原誠氏の集大成といえる。古来の日本料理を守りながらも西洋アンティークの器に盛るなど現代感覚が冴える。上質、モダン、洗練という言葉が似つかわしい。
Photo ©Ryō-shō


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圓融菴 小林(一つ星/天ぷら)京都 New

日本料理と天ぷらを組み合わせた”小林流”の会席料理。天ぷらのみを味わう献立にあまり馴染みがない京都の人にも楽しめるようにと考案した。粟麩や汲み上げ湯葉を天種にするのも京都らしい。


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研野(一つ星/日本料理)京都 New

現代の日本の食を追求する酒井氏は、自由な発想で献立を組む。引き算である日本料理に、中華の技法を足し算し、食べ手を楽しませてくれる。八丁味噌で味付けしたチャーシューや、色々なおかずと楽しむ「ごはん会議」がユニーク。

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ドーディチ(一つ星/イタリア料理)京都 New

御所南に立つ一軒家のイタリアン。コンテンポラリーな空間、ホスピタリティのある接客は、記念日を飾るにも相応しい。本場で修業したシェフは独創性を求め、博識なソムリエがワインをマリアージュさせる。

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オリジン(一つ星/フランス料理)大阪 New

料理人だった父を見て、好奇心から同じ道を進んだ吉田徹シェフ。愛媛県の魚介をコースに取り入れ、郷土の魅力を伝える。飾らずに仕上げるのは、素材感を際立たせるため。南仏での経験を、日本の海の幸に生かしている。
Photo ©ORIGIN

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上方中華 新瓊(一つ星/中国料理)大阪 New

中国料理に関西の食文化を合わせ、上方中華を掲げる新谷亮人氏。和風だしで味を調えて個性を表す。なにわの伝統野菜や河内鴨を扱い、献立を大阪色に染めていく。この地ならではの中国料理に出合える。

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鮨 三心(一つ星/寿司)大阪 New

すしへの探求心が石渕佳隆氏の原動力。伝統は踏まえ、創意を凝らした種や独自の酢飯を求める。時代のニーズに合わせて夜から昼の営業に転換。枠にとらわれず、すし屋としての新たな進化を示している。
Photo ©Sushi Sanshin

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浪速割烹 昇(一つ星/日本料理)大阪 New

美しく盛り付けた八寸や炭火焼の肉料理が見どころ。板前割烹と会席料理で培った発想力が落合昇氏の魅力。会話を交わしながら気軽に好みの味に応じる。板場の躍動感と細やかな気配りで浪速割烹の楽しさを伝えている。

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ネント(一つ星/フランス料理)大阪 New

多彩な調理法で食材とスパイスを掛け合わせるクリエイティブなフランス料理。スパニッシュやイタリアンの経験も持つシェフの創造力が独自性を生む。温度や食感まで計算された料理は季節の香りで満たされている。

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伏見町 栫山(一つ星/日本料理)大阪 New

栫山一希氏の思い描いた市中の山居。商人の街である船場にありながら、数寄屋造りの空間に心落ち着く。舞台となるカウンターは、職人と共に漆を塗って魂を込めた。茶の湯の精神を重んじた、風情ある会席料理が楽しめる。

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プレスキル(一つ星/フランス料理)大阪 New

大阪の目抜き通り、御堂筋に面した商業施設内のレストラン。伝統料理をベースに、佐々木康二氏が腕を振るう。クラシカルなダイニングは、ワインと共にフランスのエスプリを味わうのにふさわしい。
Photo ©PRESQU’ÎLE

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焼鳥 とり泉(一つ星/焼鳥)大阪 New

地鶏一羽を余すことなく楽しめる店。焼鳥は持ち味を伝えるために塩で味わう。餃子、コンフィ、薬膳スープなどの鶏料理も織り交ぜるコースは独自の流れ。生産者に敬意を払う尾鼻恭平氏の職人魂が串から伝わる。
Photo ©Yakitori Torisen


スペシャルアワード

京都・大阪では初となる、メンターシェフアワード、サービスアワードの受賞者をご紹介します。

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メンターシェフアワード
瓢亭」髙橋英一氏

メンターシェフアワードとは、自身の仕事やキャリアが手本となるようなシェフに授与されます。後進の育成にも力を注ぎ、指導者として熱意をもって助言し、レストラン業界の発展に貢献する料理人・シェフを称える賞です。

髙橋英一氏は、日本料理、京料理の伝統と文化を後世に伝えることに尽力し、日本料理の発展に貢献する姿は料理人の模範となっています。

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サービスアワード
美山荘」中東佐知子氏

サービスアワードは、訪れる人を心地良くすることができる、おもてなしに優れたスタッフに授与されます。プロフェッショナルかつ魅力的であり、レストランでの体験が特別なものになるような接客を心がけています。

中東佐知子氏が伝えるのは、地域の食文化と自然の魅力。野山で摘んだ草花を部屋に生け、摘み草料理に季節の話を添えて食事を楽しませてくれます。チームワークの良さと高いホスピタリティに安らぎを感じられることでしょう。各地から接客を学びに来る仲居の教育にも尽力しています。


全セレクションの詳細はこちら(京都 / 大阪)からご覧になれます。
また、YouTubeチャンネル「MICHELIN Guide Asia」でも「ミシュランガイド京都・大阪2023」セレクション発表会の様子をお楽しみいただけます。

ミシュランガイドをパートナーに、素敵な体験をしてみてはいかがでしょうか。

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