「今、水産資源 が危機に面しています。料理人として何ができるかを考え、より多くの方に知ってもらうために発信しています」。そう語るのは、東京北参道にあるフレンチレストラン、シンシア の石井真介氏。
同業者向けセミナーでの講演、未利用魚を使った料理の提供。そして一般消費者には未利用魚をおいしく食べられるレシピを公開し、社会や環境に貢献している。「一部の人がストイックに活動するのではなく、多くの人が身近なことから始めてもらえたら」。その考えは、フランス料理の在り方にも通じる。
「フランス料理は緊張してしまうと言われることがあります。もっと気軽により多くの人に楽しんでほしいと思い、アミューズはフィンガーフードにしたり、日本人に馴染みのある鯛焼をモチーフにしたり、わくわくするような仕掛けを用意しています」。
楽しませる演出により、多くの人々がフランス料理に触れ、業界全体が支持され続けるビジョンを描く。
また、持続可能でなければならないのは、訪れるゲストを絶やさないことに加え、スタッフ全員の成長に関しても。石井シェフは、後進の育成にも力を注ぐ。
フランス料理を多くの方に楽しんでいただけるような空間やメニューづくり。若者がフランス料理に携わりたいと思えるような環境づくり。石井シェフは、あらゆる角度からサステナビリティを実践する。
人と自然の共存をテーマに、料理人としてサステナブルな未来を見据える石井真介シェフ。クルマ ・社会・地球環境の調和を追求する、Audi Q4 e-tron も持続可能な未来へと前進する。
二つの異なる業界が手を繋ぐサステナビリティを体感したい 。