People 2022年12月2日

ミシュランガイド京都三つ星「一子相伝 なかむら」中村元計氏が語る。大胆さと繊細さの両立。

「一子相伝 なかむら」の六代目中村元計氏が一流の料理人として、大胆さと繊細さの重要性を語る。

ミシュランガイドとアウディジャパンのコラボレーションにより実現した全4部作動画の第 1 弾。
京都にあるミシュラン三つ星掲載店「一子相伝 なかむら」 の六代目中村元計氏が、一流の料理人として、大胆さと繊細さの重要性を語る。この精神は、アウディの頂点に立つフラッグシップモデルのAudi A8 における革新的なアプローチと細部へのこだわりにも反映されている。


秋の気配が漂う午後 、中村元計氏は代々受け継いできた「一子相伝 なかむら」の調理場に立ち、京都で馴染み深いグジ を塩漬けにしている。創業180 年以来、祖先に倣い、調理台には塩と酒しかない。料理法には「魚を塩漬けにして寝かせて焼く」とのみ記されている。
「それでおしまい。ポイントは、レシピに書かれていないところに注意すること。要するに、最小限の食材で最大限を引き出す。これが京料理の真髄です」と語る。

それもそのはず、中村元計氏は京都の公家衆に仕えた先祖が始めた料亭の六代目当主である。
中村氏は大学卒業後、24歳で父から料理を習い始めた。家業継承に備え、嵯峨嵐山の 天龍寺で二年間修行 。毎日畑を世話し、採れたての野菜を食べていたそう。その経験で学んだ最も重要なことは、“食べることと生きることの意味”。
「静寂な場所で食すと五感が研ぎ澄まされ、今まで感じられなかった素材の甘みや、その奥に漂う香りを感じます。普段は味わえない、あるいは通り過ぎてしまうような感覚。それこそが私たちの目指している料理なのです」。
過去 30 年にわたる中村氏の指揮の下、「一子相伝 なかむら」はミシュランガイド京都・大阪2010より掲載され、世界に認知されている。

中村氏が“スポーティでスタイリッシュ、それでいて風格があり、奇抜すぎない”と表現するアウディ A8 は、大胆さと繊細さが共存している。
不要なものをできるだけ取り除く。すると核心にある真の良さが見えてくる。
「料理は大胆でなければなりません。しかし、それと同じくらい繊細でなければなりません。一流の料理人になるためには、この考え方が最も重要です」。

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