2024年、ミシュランガイドは「ミシュランキー」 ―世界中で最も優れたホテルを示す新しい指標―を発表しました。
新しい指標と共に、東京のミシュランキーホテル全セレクションをご覧ください。
3ミシュランキーは、ミシュランガイドにおいて最上級のホテルを表す指標。1ミシュランキー(85軒)や2ミシュランキー(17軒)も特別ですが、3ミシュランキーとして掲載されたホテルは、全国でわずか6軒のみ。そのうち3軒は東京、しかも皇居近くの東京駅周辺に位置します。
3ミシュランキーは、ミシュランガイドホテルセレクションの5つの評価基準すべてにおいて卓越しています。
今回は評価基準のひとつである建築とデザインに注目。
以下に、東京の3ミシュランキーホテル全3軒のインテリアとエクステリアをご紹介します。
ブルガリ ホテル 東京
中央区八重洲一歩足を踏み入れると、世界中のブルガリホテルズのデザイナーであるパトリシア・ヴィエルとアントニオ・チッテリオの世界が広がります。イタリアの高級ブランドであるブルガリの名にふさわしい、ラグジュアリーな空間。
元々ジュエラーとして歴史を歩み始めたブルガリらしく、プールではエメラルドグリーンのモザイクタイルがダイヤモンドのように輝き、上質なイタリア製のインテリアやベネチアングラスが華を添えます。
窓の外に広がる東京のスカイラインがなければ、ミラノにあるブルガリホテルと見分けがつかないかもしれません。しかし、木製の天井からシルクのヘッドボードなど、細やかなところで日本の職人技が光ります。ローマのブルガリ一号店で撮影されたセレブリティや富豪たちの写真が飾られ、ブルガリならではの雰囲気を演出します。
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パレスホテル東京
千代田区丸の内パレスホテル東京の名は、桔梗濠を隔てた先にある日本の象徴、皇居に由来しています。3年間の全面改修工事を経て、2012年パレスホテル東京としてリニューアルオープンされました。改修では皇居外苑 の眺めを何よりも優先し、すべての客室から皇居を臨むことができるよう、大きな窓が設けられています。
ホテルに開放感をもたらしているのは、眼下に広がる皇居外苑の緑や、ロビーの窓のすぐ外にある紅葉。そして美しい木々になぞらえた緑のカーペットなど、細やかな演出の賜物。また、約1,000点ものアート作品がホテルを彩り、その一部はこの空間のために特別に用意されました。
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フォーシーズンズホテル東京大手町
千代田区大手町世界の名だたる名門ホテルに携わってきたジャン・ミシェル・ギャシー 設計のラグジュアリーホテル。39階建てビルの最上部6フロアを占め、皇居や天気が良ければ臨める富士山の眺望が自慢です。
皇居方面の眺望はあまりにも壮大だったため、ギャシーは39階ロビーの大きなガラスの前に水を張り、皇居と一定の距離を持たせることで、皇居を真上から見下ろさないように配慮したほどです。
客室には日本人アーティストの作品を多く採用し、和の要素を取り入れたモダンでスタイリッシュな空間が特徴。客室のニュートラルで明るいインテリアの中心で、写真家Namiko Kitauraによる大きなテキスタイル写真が存在感を放ちます。
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Hero Image: Ⓒパレスホテル東京