ベストオブガイド 大阪

大阪の食文化を楽しめる店

5 レストラン
今回紹介するのは“大阪ならではの食体験”。江戸時代には堂島の米市場、天満の青物市場、雑喉場(ざこば)の魚市場に各地の食材が集まることから天下の台所と称され、美食の礎を築きました。なにわの伝統野菜や大阪湾の魚介、昭和初期から広まった粉ものグルメも当地の特色。現代に通ずる食の多様性が古くから根付いており、多彩な料理が楽しめます。大阪の食文化を訪ねて。ほな、いこか。
更新日 2023年3月8日
なにわ料理 有/Naniwaryori Yu
大阪市北区東天満 1-9-17, 530-0044 大阪
¥¥¥ · 日本料理
旬の料理がずらりと並ぶ品書きは名刺代わり。醍醐味は掛け合いから生まれる一期一会の料理。そのまま頼むもよし、食材や調理の幅を見極め好みの仕立てで注文するもよし。食べ手の嗜好を受けとめ、美食を探求する浪速割烹を楽しめる。
クシアゲ 010/kushiage 010
大阪市北区曽根崎新地 1-1-41 4F, 530-0002 大阪
¥¥ · 串揚げ
大阪名物といえば串揚げ。北新地の雑居ビルの中にあり、地味な扉を開くとスタイリッシュな空間が広がる。豊かな発想で創作した串揚げは、世界の料理がヒント。親しみのある接客、遊び心のある演出も楽しい。
寿司常/Sushitsune
大阪市北区天神橋 2-4-3, 530-0041 大阪
¥¥ · 寿司
にぎやかな天神橋筋商店街から大阪天満宮に続く路地に暖簾が掛かる。名物は明治に初代が考案したバッテラ。宮大工の手掛けた舟形の木枠を巧みに操る四代目が伝統の味を受け継ぐ。街の情緒と寄り添うように大阪の寿司文化を守っている。
よし光/Yoshiko
大阪市北区曽根崎新地 1-8-5, 530-0002 大阪
¥¥¥¥ · ふぐ
ふぐの消費量が最も多い大阪。西日本が産地の中心で、手軽に安く食べられると人気を博した。毒を持つ性質から「てっぽう(鉄砲)」と呼ばれ、危険としりながらもその味に魅了されてきた。豊後水道から取り寄せたトラフグが自慢。牡丹の花びらのように盛り付けた牡丹造りは職人技が生きている。
新太呂/Shintaro
大阪市北区西天満 2-5-5, 530-0047 大阪
¥¥¥ · 天ぷら
白い衣が上品な関西風天ぷら。種の中心となる白身魚や野菜の風味を生かすため、薄衣をまとわせて揚げる。醤油が入る天つゆを出さないのも同じ理由から。独自に調合した粉塩で食せば、素材の味が引き立つ。朱漆の映えるカウンターで、熟練の職人技を堪能したい。
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1泊、1名様の料金(JPY)