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パリを訪れたなら
たとえば、エッフェル塔の中で食事ができる「ル・ジュール・ヴェルヌ」や、セーヌ川越しにノートルダム大聖堂を望む「ラ・トゥール・ダルジャン」のように、特別なロケーションでの一席を愉しみたい方も、観光のちょっとした合間に美味しいものを楽しみたいという方も、まずはこちらのミシュランガイドのおすすめをご覧ください。
エッフェル塔界隈のレストラン
ル・ジュール・ヴェルヌ/Le Jules Verne
エッフェル塔の中で実際に食事を楽しむことほど魅惑的な体験はないでしょう。フランス料理界の巨匠たちのもとで腕を磨き、2000年には名誉ある「フランス国家最優秀職人章(M.O.F.)」を受賞したフレデリック・アントン氏(Frédéric Anton)が、このアイコニックなレストランのキッチンを指揮しています。伝説の「鉄の貴婦人」の中心でのひとときが、一生心に残る思い出となるよう、シェフとそのチームが心を尽くしてお迎えします。

ル・ヴァン・テッフェル/Le 20 Eiffel
エッフェル塔からほど近いこのレストランはビブグルマンで掲載されています。上品で広々としたインテリアでディナーのお客様をお迎えします。クラシックなフレンチの風味に新たなひねりを加えた料理が大きな魅力となっており、なかでも「グラン・マルニエのスフレ・デザート」が知られています。

デュカス・スュル・セーヌ/Ducasse sur Seine
ポール・デビリーの桟橋に停泊する電動ボート上にあり、アイコニックなエッフェル塔の向かいに位置するこのフローティング・レストランでは、本格的なダイニング体験を楽しみながら、パリの代表的なランドマークを巡ることができます。現代的な味覚に合わせたメニューは、パリ屈指の名店にもふさわしいとされるチームによって丁寧に作られ、提供されています。


右岸のおすすめレストラン
ピュル・ジャン=フランソワ・ルケット/Pur’ Jean-François Rouquette
ガルニエのオペラ座からほど近いドゥ・ラ・ペ通り沿いに面した、パーク ハイアット パリ-ヴァンドームにあるレストランは、わずか35席の上質で落ち着いた空間です。シェフ、ジャン=フランソワ・ルケットは、ル・タイユヴァン(Le Taillevent)、ル・クリヨン(Le Crillon)、ラ・カンティン・デ・グルメ(La Cantine des Gourmets)、レ・ミューズ(Les Muses)での勤務経験があり、高級感あふれる、シーフードに重点を置いた料理を作っています。シェフの代表料理は、ブルターニュのプルグールノー(Plouguerneau)周辺の水域で穫れたアワビです。春には軽くローストしたり、冬には赤ワインで煮込んだりします。

ドゥルアン/Drouant
この伝説的なブラッスリーは、フランス文学界で最も権威あるゴンクール賞(1914年から)とルノードー賞(1926年)の授賞式の会場としても知られています。最近改装された当レストランでは、シュリル・リニャック(Cyril Lignac)とヤンニック・アレーノ(Yannick Alléno)のもとで修業を積んだシェフ、ロマン・ヴァン・ティエン(Romain Van Thienen)が、フランス料理の伝統を守りながら腕を振るいます。メニューの主役は「ヴォロヴァン(具を詰めたパイ料理)」や「舌びらめのムニエル」などのクラシックな料理が並びます。


ブラッスリー・デュ・ルーヴル – ボキューズ/Brasserie du Louvre – Bocuse
ルーヴル美術館とコメディ・フランセーズ劇場、パレ・ロワイヤル庭園のちょうど中間にあるこのスタイリッシュなブラッスリーでは、リヨンで長年親しまれてきた定番料理にスポットライトが当てられています。ブリオッシュ・ブレッドで包んだピスタチオ風味の温かいソーセージや、ナントゥア・ソースで仕立てたピケのクネルといった料理が並びます。これらは、「舌びらめのムニエル」などのパリのブラッセリーらしい定番料理もメニューに並びます。

ルル/Loulou
装飾芸術博物館の敷地内に佇む、「ルル(Loulou)」は、地中海料理のクラシックな要素に現代的なひねりを加えた料理を提供し、イタリア料理への深い愛情を表現しています。天気の良い日には、ルーヴル庭園の縁に位置する夢のようなテラスで料理が楽しめます。


ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション – エトワール/L'Atelier de Joël Robuchon – Étoile
凱旋門の足元、シャンゼリゼ通りの「パブリシス・ドラッグストア」の地階に位置する「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」は目を引く赤と黒のインテリアが特徴です。カウンターに腰掛けると、キッチンチームの調理風景を眺めながら、小皿形式または標準的な盛り付けサイズの料理を堪能することができます。ジョエル・ロブションによる伝説的なフランス料理の数々が並び、なかでも「ポム・ピュレ」は今もなお、多くの料理人に受け継がれています。

ル・シベルタ/Le Chiberta
ギイ・サボイ(Guy Savoy)の後援のもと、シェフのアーウィン・デュラン(Irwin Durand)が、伝統的なフランス料理の定番メニューに新しく解釈を加えています。クネルや子牛の頭、トリュフ、キャビアなどいずれも季節にふさわしい一皿として登場します。内装はジャン=ミシェル・ウィルモット(Jean-Michel Wilmotte)が手がけました。また、ボルドーやブルゴーニュのヴィンテージワインのすばらしいセレクションも魅力です。


シニアチュール・モンマルトル/Signature Montmartre
モンマルトルの丘、サクレクール寺院のふもとに佇む「シニアチュール・モンマルトル」は、情熱的なパティシエ、リム・キム(Lim Kim)と献身的なサービスを担うヴィクトール(Victor)による個性あふれるレストランです。メニューはクラシックなフランス料理にアジアのスパイスを散りばめた華やかなアレンジ。フランスとアジアの料理文化の最高の融合が楽しめます。

オズ/Ose
昔ながらのパリの空気が残るアベス地区の中心にある「オズ/Ose」では、二人のシェフが2週間ごとに、キッチンとダイニングを交代で担当しています。メニューは食欲をそそるフランス家庭料理の定番が並び、内容は日々変わります。


パリの歴史的中心地にあるレストラン
ラ・トゥール・ダルジャン/La Tour d’Argent
最近、大規模な改装を終え、再オープンした「ラ・トゥール・ダルジャン」のダイニングルームからは、修復中のノートルダム大聖堂を望む、絶好のビューが広がります。。それだけでも十分魅力的ですが、シャンパングラスを片手に、屋上テラスに出れば、パリの360度パノラマに思わず言葉を失うかもしれません。料理もまた、それに劣らぬ感動をもたらします。
ル・セルジャン・ルキュルトゥール/Le Sergent Recruteur
ノートルダム寺院が立つシテ島の向かい、サン・ルイ島に佇む歴史的な「セルジャン・ルキュルトゥール」は、控えめな中世のファサードと、洗練された上質なインテリアが印象的な、ミシュラン一つ星のレストランです。かつてローランで活躍したアラン・ペグレ(Alain Pégouret)が提供する料理は、滋味深く、絶妙なソース使いでゲストを魅了します。

Hero Image: adisa/iStock