Le Bristol Paris

Name: パリのLe Bristol Paris
Address: 112, rue du Faubourg Saint-Honoré, パリ, イルドフランス, 75008, FRA
Telephone: +33.(0)1.53.43.43.00
Rating: 19.5

112, rue du Faubourg Saint-Honoré, パリ, フランス

8区（シャンゼリゼ/マドレーヌ）

190 部屋

伝統的＆エレガント , 活気のある

3ミシュランキー · 最上級の滞在

「ホテル・ル・ブリストル（Hotel Le Bristol)」はパリで最も上品なホテルのひとつ。イギリスの貴族と主教に名が由来するこのホテルからは圧倒的な伝統の重みを感じます。イーディス・ウォートンの「汚れなき情事」で、主人公ニューランド・アーチャーがエレン・オレンスカに会いに行こうとし、しかし最後の最後で思いとどまる、あの胸が張り裂けるようなラストシーンで彼が滞在していたホテルです。このホテルにはロマンス、そして自制心を抱かせる何かが存在しているのです。

ケーキのフロスティングのようにクリーミーなアールデコ調の外観ですが、意外にも中は18世紀の空気が流れています。ゼラニウムが植木箱に咲きモクレンの芳香が大庭園に立ちこめる春がお勧めです。プールつきホテルはパリでは珍しく、大きくはありませんが美しく、ガラスで覆われた中にはパリの日光が差し込んでいます。

このホテルには18世紀のアンティーク家具、ゴブラン織りのタペストリー、ルーブルに飾られていた絵画が随所に配されていますが、ホテルの純粋なプレモダン・パリジャン・スタイルに溶け込んでいます。このホテルが色あせた印象を与えることはありません。マリリンモンローやプリンスといった著名人がペントハウスに滞在してきましたが、以前の残念な黄色い内装も、今はクールな白を基調としたものに改装されています。いずれにせよファッションの巨匠達に愛されている事に変わりはなく、パリコレの最中はまず予約は取れません。その理由はいくつかあります。物静かなスタッフはパリでも最高のサービスを提供してくれると評判です。バスルームがパリで最も広いことも理由の一つでしょう。極めて上質なレストランやバーも一役買っています。その他にも、スイス発の化粧品ブランド「ラ・プレリー（La Prairie）」が手掛けるスパもあります。しかし、何よりも魅力的なのはその雰囲気に違いありません。昔のパリを再現しようとするホテルはたくさんありますが、このホテルはどこよりも理想に近づいているようです。