ベランダ ハイ リゾート Mギャラリー

タイ北部の都市チェンマイの、郊外に構える「ベランダ・ハイ・リゾート（Veranda High Resort）」は、東南アジアのヴィラ風高級リゾートというジャンルの宿泊施設にも、まだまだ新しい想像力を発揮する余地があることを証明する一軒となっています。ほとんどの客室は、塀に囲まれた敷地内に広がる背の低いコンクリートの建物の中にあり、周辺の絵葉書のような丘や谷の風景が楽しめます。でも、本当に感動的な構図でそれを堪能するなら、弧を描くようにして丘沿いに並んだ二階建てのヴィラへ。辺りの稲穂畑ののどかな絵図を目にすると、時の流れが急に緩まるかのように感じられるはず。

本館にはスタジオルームやデラックスルーム、ワンベッドルーム以上のスイートルームもあり、一番ベーシックな部屋でもバルコニーと広々としたレインシャワー付きバスルームが。もっと上のランクの部屋なら、そのほかにバスタブ、エキストラルーム、キッチネットも付いています。けれど、客室アメニティーに関しても、主役となっているのはやっぱりパヴィリオン。広々としたオープンプランの間取りと、床から天井まである一面ガラスの窓が前にも横にも広がり、バスタブとシャワーが別になった大きなバスルームにはジャグジーまたはミニプール付き・・・といった具合。

また、ベランダ・ハイ・リゾートでは、なかなか豪華なスパも魅力のひとつ。ドラマチックな雰囲気と、とにかく広いその施設。そして、タイのスパ・リゾートらしい丁寧かつ本格的なトリートメントが期待できます。一方、レストランでは屋外テラスのダイニングスペースのほかに、プライベートな個室やカバナ風のブース席も用意。レストラン「ハイアー・ルーム（Higher Room）」と同じアッパーデッキに設置されたプールを覗くのもお忘れなく。インフィニティプールは真新しいコンセプトではないけれど、これだけ崇高な環境の中に置かれると、感動しないではいられません。