The Leela Ambience Gurgaon Hotel

これほど地域性を見事に象徴したホテルがほかにあるでしょうか。新国際空港からほんの５km。デリーと、急激な経済成長を見せているグルガオンの境界線に位置する「ザ・リーラ・アンビエンス（The Leela Ambience Gurgaon Hotel）」は、意欲的かつモダンで贅沢で、この街のビジネスホテルとあれば今や当然とされるべき高い機能性を誇るホテルです。もちろん、グルガオンの、ステロイド剤を投与されたかのような成長ぶりに追いついて来れた人でないと、どれだけ高いレベルのサービスが当然とされているかはご存知ないかもしれませんが。

著名インテリアデザイン会社のヒルシュ・ベドナーが手がけた客室は、広々としていて近代的。どの部屋にも大きなワークデスクと、Bose社製のiPodステレオ、ラップトップ・サイズの金庫（電源アダプタ付き！）といった便利な装置が完備されています。窓からの景色は、ビジネス街を望むエグゼクティブ・スイート以外、街の喧噪とはごく対照的な緑広がるラジョークリ自然保護区。このエリアがほんの数年前までデリー郊外の静かなベッドタウンでしかなかったことをふと思い出させる眺めです。

ゴージャスな客室インテリアと景色・アメニティは、このホテルを語るにあたってはほんの序の口。約2,000㎡の広さを誇るスパ施設、大きな一面ガラスから自然保護区を見下ろすフィットネスセンター、屋外温水プールに、ミーティング三昧の人生さえ可能にしてくれそうなおびただしい数の広間にコンファレンスルームにビジネスセンターまで揃っています。ダイニング＆カクテルのオプションも同じくパワフル。メイン・レストランには７つ以上のオープンキッチンが設置されていて、キビキビと動き回るシェフたちの姿はまるでパフォーマンスを見ているかのよう。ほかにも料理バトル番組の審査員がシェフを務めるレストランや、ひと晩につき４名しか味わえない36品コースのイタリアンを提供するレストランが。また「ルビコン・バー（Rubicon Bar）」には、世界に９本しかない伝説のシングルモルトウィスキー、グレンフィディック50年物がまだ残っているよう。・・・経費で落とせるといいですね。