ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート＆スパ

日本の田舎には、旅館や民宿しかないと思っていたら大間違い。時に、驚くほどラグジュアリーなホテルもあるのです。北海道の「ザ・ウィンザーホテル洞爺（とうや）」は、そのひとつ。洞爺湖を見渡す山の上、という素敵なロケーション。そして、2008年度のG8サミットの会場となっただけあって、ビジネス施設も充実した快適なホテルであることは間違いナシ。

洋室には2つのタイプがあります。「カジュアルスタイル」はとがったところがないよう配慮されています。一方の「プリミエールスタイル」はミニマリズムの影響がほんの少し伺えるコンテンポラリーなデザイン。眠気を起こすような一般のラグジュアリーホテルに比べ、ぐっとシャープに仕上がっています。Tabletがどちらを薦めるか、ご想像がつくでしょう。また伝統を重んじる向きには、和室のゲストルームやスイートも用意されています。

スーペリアルームから広々とした「G8サミットスイート」や「プレジデンシャルスイート」に至るまで、どれもゆったりとしたスペース。最近、リノベートされたばかりの高級ホテルに期待する快適さを備えています。ファシリティも一流。プール、スパ、フィットネスセンター、そしてレストランやラウンジがあります。

単なるよいところというレベルを超えて崇高と言えるほどのものにしているのは、ウィンザーのそのロケーションです。そもそも北海道は自然の魅力にあふれた地方ですが、洞爺湖には目を見張ります。円形に近いカルデラ湖で、中央には山のような島が浮かんでいて極めてフォトジェニック。標高約600メートルの高さにあるウィンザーからこの眺めをすべて手にすることができるのです。ひとつたりとも忘れえぬ景色となることでしょう。