静安 シャングリ・ラ ウェスト 上海

名前のように地球上の楽園を思わせるほど豪華なシャングリ・ラは、５ツ星ホテルにふさわしいラグジュアリーを極めたアジアを代表するホテルブランド。華やかさが魅力のシャングリ・ラは、“less is more”を好むミニマリストには向いていないかもしれません。第一号として1971年に建てられ、今なおランドマークとされるシンガポールのシャングリ・ラに宿ったそのDNAは「静安シャングリ・ラ 上海（Jing An Shangri-La, West Shanghai）」といった各地のホテルにも息づいています。

静安の近隣は中国の仏教寺やアール・デコの建築が点在する歴史的なエリアであると同時にスカイラインも望める上海で最も活気のあるビジネス地区。その中心にあるひときわモダンなビルが静安ケリーセンター（Jing An Kerry Centre）です。そして、ショップやオフィスが入る同ビルの30-59階に位置するのが静安シャングリ・ラ 上海。まずはウォーターウォールが印象的なエントランスがホテルの洗練されたクラス感を演出。モダンなムードの客室はスイートを含め500室を誇り、スタンダートな客室は床暖房機能がついた大理石のバスルームや鏡に内蔵されたLCDのTVが備えられ、大きな窓からは上海の美しい眺めを一望できます。スイートは極めて華やか。壁はシルバーのモザイク調デザインが施され、独立したリビングルームを配置。ネスプレッソマシンやブルガリのバスプロダクトといったアメニティも揃えます。

充実の施設もさすがのクオリティで、最先端の設備が整ったヘルスクラブ、スカイドーム付きの室内温水プール、シャングリ・ラのシグネチャーであるCHIスパを完備。レストランはカフェ リアン（Café Liang）、1515 ウェスト チョップハウス＆バー（1515 West Chophouse）、ガラスばりのオープンルーフで食事が楽しめるカリプソ（Calypso）、中国の墨絵が飾られた夏宮（Summer Palace）といったバラエティに富んだラインナップ。さらに、55階のホライゾン・クラブラウンジ（Horizon Club Lounge）ではホテル随一のパノラマビューが楽しめ、夜の街の光が魅せるきらめきは格別です。もう１つ特別なのが、ニューヨークスタイルのクラシックな1515 ウェスト チョップハウス＆バー（1515 West Chophouse）内のメインバー。なんと隣接する旧毛沢東邸を眺められるという特別なロケーションを誇るのです。毛沢東を気取ってバーテンダーにカクテルを頼み、良き時代の上海を堪能するのも一興でしょう。