W Scottsdale

ちょっと見ないうちに、スコッツデールのレジャーシーンは大幅に変わってしまったらしく、かつては高級ゴルフリゾートやアートギャラリーだらけだったこの街は、今ではナイトライフとエンターテイメントのメッカになっています。そうした街の変化に呼応して、ホテルシーンも様変わり。スターウッド・ホテル・アンド・リゾーツが展開する世界的ホテルブランド「Wホテル」のひとつである「ダブリュー・スコッツデール（W Scottsdale）」は、この街に登場した新しいタイプのホテルのひとつです。


天井から床下までまさにWホテルらしさ満載の宿。たとえば、客室のカテゴリー名は、スタンダードやスーペリアなどでなく「ワンダフル」や「ファビュラス」と一風変わった名称で統一されています。また、砂漠にビーチを持ち込んだというプールサイドバー、「サンセットビーチ（Sunset Beach）」では、デイベッドやラウンジポッド、テレビ付きの小部屋（プライベートカバナ）で思い思いのカクテルを。宿泊客を中心とした入場制限を設けているので、混雑しすぎることもなく、のんびりしたプライベートタイムを満喫できます。


ビジネス用の設備も充実していますが、実際にビジネスでこのホテルを利用する場合には忍耐が必要でしょう。バスルームは曇りガラスで覆われているので、あまり親しくない仕事仲間とシェアするのはかなり気を使いそう。また、プールサイドの楽しげな様子はわりと夜遅くまで続いているので、仕事に集中できなくなってしまうかも。当然ながら、ここに泊まるならレジャーが一番。「ブリス・スパ（Bliss Spa）」もフィットネスジムも、そしてお洒落なレストラン「すし六」も、思い切り満喫できるでしょう。