Nerocubo

アルプスの眠れる森がこのモダンなデザインホテルの舞台です。それは北イタリアにあります。真っ黒な鋭角三角形をした「ネロキューボ（Nerocubo）」は、石器時代以来、畏怖の念を抱かせてきた大自然に包まれています。ネロキューボは表向き、都市部の目的地へ向かう途中でモダンかつフルサービスのホテルを利用したいと考えているビジネストラベラー向けを標榜していますが、ガルダ湖やドロミテ山塊へのアクセスがよいため、仕事と遊びのバランスを取るのも簡単。スキーやトレッキングをするにもすばらしいロケーションです。保養休暇の締めくくりに温泉に立ち寄るもよし。ホテル内部は、ミニマムに装飾が施された空間をマットな黒がうねるように継ぎ目なく続き、白や木調、控えめなジュエルトーンがアクセントに配されています。

客室を見てみると、たとえばネオンが光るサウナ付きのウェルネススイートから、会議室と続き部屋になったビジネススイート、独立した娯楽施設を備えた巨大なデラックスファミリールームまで、機能に応じて種々さまざま。もしSkyあるいはPanoramaスイートといった全面ガラス張りになった眺めのいい部屋を予約すれば、ドロミテに囲まれた息を呑むような絶景を体験できることは、前もって注目しておくべきでしょう。フィットネススイートにはウェイトトレーニングの装備、ベンチ、心機能強化マシーンを備え、またウェルネススイートにはマッサージ機器や室内型サウナが設置されています。さらにビジネススイートには会議やミーティング用のスペースがあります。

もっぱら仕事より遊びに興味があるゲストには、フルサービスのウェルネスセンターがお薦めです。トルコ風呂、サウナ、日光浴室を完備し、“アイス・ウォーターフォール”というサウナの後にうってつけの滝があるプールも。ほかにもライブラリーやゆったりしたビジネススペースや会議施設があり、遅くまで開いているレストランやラウンジはメニューが豊富で、特にイタリアワインのリストが充実しています。

アクセス：ヴェローナのValerio Catullo空港（VRN）から車で約45分、もしくはボルツァーノ（BZO）から車で55分。