La Purificadora

メキシコの一流モダンホテルの立役者と言っても過言ではないハビタ・グループ。その最新ホテル、「ラ・プリフィカドラ（La Purificadora）」は、メキシコシティからオアハカへの道の途中に位置するプエブラにあります。もしもこのホテルがなければ、植民地時代の面影を残すこの小都市の名前は当サイトには登場しなかったでしょう。

19世紀の浄水施設兼瓶詰め工場をホテルへと変身させたのは、著名なメキシコ人現代建築家、リカルド・レゴレッタ。メキシコシティのカミノ・レアル（Camino Real）を手がけたことでも知られています。しかしながら、明るい色合いのミッドセンチュリー風のカミノ・レアルとは異なり、このホテルは、時おり姿を現すドラマチックな紫色を除けば、モノトーンと木や石のナチュラルカラーというシンプルに仕上がりです。また外装と内装の一部に、もとの建物の味わいをそのまま残しています。

26室ある客室は、あまり殺風景な感じのしない心地よい空間です。「快適」という言葉を形にしたような設計で、奇をてらった仕掛けは特に見当たりません。一部の客室にはバルコニーが付いています。また最上級の客室「ロイヤルベッドルーム」には、間口と同じ幅の大きなテラスがあります。館内には、ガラスの壁を通して水中が見える細長いプールや、屋外パティオ付きのレストランのほか、充実のワインセラーには、かつてここで作られていた水よりも味わい深い飲み物が揃っています。
アクセス：プエブラエルマノス国際空港より車で約20分。送迎サービスは2名様まで1台片道52ドル、メキシコシティからは2名様まで1台片道152ドルです。