Buddha-Bar Hotel Prague

フランス・パリに本店のあるブッダバー。ニューヨークやロンドンにも展開されているこの有名なナイトクラブが新たにホテルをオープンしたと聞けば、伝統的なもてなしやラグジュアリーで快適な客室よりも、ナイトライフに重点が置かれているだろうと考える人は多いかもしれません。


しかし、そうした先入観を捨て心の目で見ていただきたいのが、プラハに登場したブッダバー・ホテル・シリーズの元祖「ブッダバー・ホテル（Buddha-Bar Hotel）」です。かの有名な「ブッダバー」はもちろん、39室のスタイリッシュで華麗な客室を備えたこのホテルは、カレル橋に近いところにあり、旧市街の歴史的見どころへのアクセスも便利です。


客室は予想通り、ブッダバーのコンセプトであるモダンオリエントのインテリアですが、プラハでは目新しい演出です。大きなバスタブ（ジェットバス機能付きの場合も）に湯量たっぷりのシャワーなど充実した設備に加え、靴磨きサービスや、夕方のベッドメーク（日中のベッドメークと異なり、すぐに眠れるようにベッドカバーを外すなどの準備をする「ターンダウン」というサービス）のときに枕にチョコレートを添えてくれるなど、昔の高級ホテルを思わせるサービスも印象的です。


館内には小さなジム兼スパがあり、退廃的な夜の生活とのバランスをとることができそう。また、世界を渡るナイトクラバーたちの変則的なスケジュールを承知しているせいか、「シッダルーダ・カフェ（Siddhartha Cafe）」は深夜まで営業、インターナショナルなメニューをいつでも楽しめます。行ったこともないのに、そこで大いに楽しんでいる自分の姿を思わず想像してしまった方は、すでにこのホテルの魔法にかかっているかもしれません。