ラッフルズ ホテル ル ロイヤル

92 Rukhak Vithei Daun Penh, (Off Monivong Blvd), プノンペン, カンボジア
208 部屋
上品&コンテンポラリー , 静かな
プノンペンの街は再び観光客で賑わうようになりましたが、気の弱い方は注意が必要でしょう。街の空気は埃っぽく、挑発的で不思議なパワーに溢れており、外国人記者クラブのバーに陣取るジャーナリストたちは一様に疲れきった顔をしています。一方、アンティーク・シルクやルビーが所狭しと並ぶ市場は活気に溢れています。
そんなプノンペンの定番ホテルが、1930年オープンの「ラッフルズ・ホテル・ル・ロイヤル(Raffles Hotel Le Royal)」です。デコレーションケーキのような建物には、ジャッキー・O(ジャクリーン・ケネディ)やフランスの作家アンドレ・マルローや文豪サマセット・モームなどの著名人が訪れ、近年ではジャーナリストのシドニー・ジャンバーグとジョン・スウェイン(映画『キリング・フィールド』のモデルたち)がクメールルージュの取材中に滞在しています。滅び行くインドシナのロマンと危険の香りが漂うホテルの内部は、廊下が迷路のように入り組み、裏庭には見たことのない植物が茂り、パナマ帽の男がくゆらせるタバコの煙がじっとりと重い空気に溶けていきます。
周囲の景色と対照的な気品に満ちたこのホテルは、宿泊費もケタ違いで、1泊の部屋代はカンボジアの平均月収の約4倍に相当します。共産主義体制下の80年代には、今の姿からは想像も付かないほど荒廃し、セレブが泳いだプールには枯葉が積もり、水道からは一滴の水も出なかったと言います。
改修により生まれ変わった豪華な装いについては、素晴らしいと喜ぶ人もあれば、昔の情緒豊かな外観に比べて殺風景だと言う人もあります。また改修によって、スパやきちんと流れるトイレ、高級感などの非共産主義的な要素も加わり、アールデコ調のロビーも印象的です。2つの新館よりも華麗な本館の客室がお奨めです。最上の客室はジャッキー・Oスイートかランドマークスイートで、本物のペルシャじゅうたんとアールデコの家具、カンボジアの骨董品、天蓋付きのベッド、猫足のバスタブなどがコロニアルな雰囲気を盛り上げます。
プノンペンはカンボジアの玄関です。アンコールワット以外を目指す外国人も必ず立ち寄る街であり、この国の恐ろしくも美しい歴史を垣間見ることができる場所でもあります。そのプノンペンで最高を誇るこのホテルは、王宮と博物館という街一番の美しい観光スポットまで歩いてすぐという恵まれた立地。またホテルのバーは、街中が店を閉める日没後もオープンしています。さらにホテルの壁は厚く、元首相のラナリット王子も安心できたと言います。身の安全からも、このホテルがベストと言えるかもしれません。
アクセス:プノンペン国際空港より車で約20分。

ロケーション

ラッフルズ ホテル ル ロイヤル
92 Rukhak Vithei Daun Penh, (Off Monivong Blvd), プノンペン, カンボジア

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