Crown Metropol Melbourne

「野心的」という表現では十分ではなさそうです。「クラウン・メトロポール（Crown Metropole）はメルボルンにある、客室数600以上を誇るシックでモダンなラグジュアリーホテルです。ホテルのために新築された28階建てのタワーに入っていますが、どんな都市であれ、こういったケースはますます稀になっています。その成果を考えると、こんな状況はとても残念なこと。クラウンのオーナーが自信を持ってやって見せたことは、メルボルンのホテルシーンにとって大きな貢献となりました。メトロポールはパーク ハイアットに通じるモダンなグランドホテルを目指し、近辺のホテルとしのぎを削っています。

ほとんどの客室はスタンダードキング、あるいはクイーンサイズのツインとなっています。ゆったりとした空間で、眺めはさまざま。ワークスペースは広くとってあり、贅沢なバスルームには大きなシャワー付き。「スタジオ」や「ロフト」は広い分値が張りますが、一層、住居のような雰囲気を感じることができます。その完成形と言えるのが「アパートメント」。独立したエントランスにラウンジ、ダイニングルーム、さらにバトラー付きキッチンなどその贅沢極まりないアメニティからすれば、「アパートメント」という名をはるかにしのぎ、一般のホテルで言えばプレジデンシャルスイート級です。

フルサービスのスパも完璧そのもの。部屋とスパとを継ぎ目なく楽しみたいゲストのために、スパ・スイートもあります。またゴードン・ラムゼイが手掛ける2つのレストランが入っており、メトロポールがメルボルンのダイニングシーンにおける新定番となることは確実。屋上にあるラウンジ28は、摩天楼の天辺などあまり経験できないこの都市では、きわめてユニークなスペースを提供しています。