Seerose Resort & Spa

中央スイス北部の村マイスターシュワンデン（Meisterschwanden）の外れ、美しい自然保護区に囲まれたハールヴィール湖のほとりに佇む「ホテル・シーローズ・クラシック＆エレメンツ（Hotel Seerose Classic & Elements）」は、ふたつの異なる宿泊施設で構成される個性的な宿です。ひとつは、この場所には意外なほどモダンなデザインのホテル「シーローズ・エレメンツ（Seerose Elements）」、そしてもうひとつは、古風でひなびた趣が周囲の景観に完璧になじんでいるロッジ風の「シーローズ・クラシック（Seerose Classic）」です。

シーローズ・エレメンツは4階建てで、そのうち3フロアは、四大元素のうち土、空気、水をテーマにしています（「火」が除かれている理由は明らかでしょう）。いずれもスマートモダンのスタイルで、各元素に沿った色調でまとめられています。一方、シーローズ・クラシックはハードウッドをふんだんに取り入れ、旧世界のエレガンスを感じさせる仕上がりになっています。Category Bの客室は湖が部分的に見えます。さらに上級のCategory A+の客室になると、専用バルコニーの真正面に湖が見え、四柱式ベッドやジェット機能付きのバスタブがついている場合もあります。

ホテルが2つということは、異なる趣のレストランが2箇所あるということ。ひとつはタイ料理のお洒落なレストラン「Samui-Thai」、そしてもうひとつはクラシックなヨーロッパ料理の「Seerose」。この他にも、湖のほとりのバーや、キャンドルの灯りがロマンチックなワインセラーがあります。湖畔ののどかなホテルですが、バーセルやベルン、ルツェルン、チューリッヒなどスイスの大都市まで1時間足らずなので、足を伸ばしてみるのもいいでしょう。