ME Cabo

夜遊びシーンに重きを置くスペイン出身のホテルグループ、メリア（Meliá）が、お得意の高級かつワイルドなエネルギーを抱えてカボ・サンルーカスに登場。と、それだけで「ミー・カボ（ME Cabo）」の特長は、95％説明しきれたようなものです。マドリードやロンドンにあるミー・ホテルを訪れたことのある人なら、ここに来れば活気溢れる夜に出会えることは簡単に想像が付くはず。しかも、カボではこのホテルこそ、地元のパーティーシーンの中心地になっていると言っても過言ではないんです。ホテル併設の「ニッキビーチ・クラブ（Blue Marlin Ibiza）」は、この辺りでも一番華麗なプールパーティーやテーマ付きイベントが行われ、大人気のDJ陣が集まるところ。ファイアーパフォーマーだって、地元最高とされる人たちが集まるんだとか（たまに観るファイアーパフォーマンスは、なかなか面白いものではないですか）。というわけで、カボで夜遅くまで遊べば、どちらにしてもここに辿り着くわけだから、ベッドが恋しくなったら、無理せずこのホテルの高級デザイナーズ系空間で寝てしまいましょう、というわけです。

さて、客室の方はといえば、一番シンプルなオプションでもずいぶん快適。それより上となれば、どんどん豪華絢爛になっていきます。客室はどれもバルコニー付きで、中にはコルテス海（カリフォルニア湾）に面したものも。インテリアは明るく近代的で、ポップなアクセントカラーを取り入れつつ、モダンな家具でまとめられています。もちろん、サウンドシステムから高速無線LAN、フラットスクリーンTVも完備。贅沢な客室を選べば、専用屋外デッキ、ジャグジー、屋外シャワーも付いてきます。

場所はプラヤ・エル・メダノ。カボ・サンルーカス内で唯一海水浴が許されているビーチで、遠くにはエル・アルコ（El Arco de Cabo San Lucas）の岩が見えるという、申し分のない立地。加えてここではビーチのほかに、プールもそれに負けない魅力のひとつとなっています。大きなデイベッドが並び、その間を、カクテルの注文を届けるスタッフが軽やかな足取りで通りがかるプールエリアは、なんとも、まったりタイムにぴったり。水に体を委ねていても、「ザ・ウェットバー（The Wet Bar）」があるから、すいっとバーまで泳いで行って、そのままカウンターでビールやお気に入りのラムカクテルを味わう、なんていうのも、ワイルドな遊び方を知っているミーならではのスタイルです。

【アクセス】ロスカボス国際空港（SJD）から車で45分。