Abbaye de la Bussière

ワインで有名なフランス・ブルゴーニュ地方の中心地ディジョン。その近郊に位置する「アベイ・ド・ラ・ビュシエール（Abbaye de la Bussiere）」は、修道院だった建物を再利用したブティックホテルです。石を積み上げた壁やアーチの連なる廊下、そしてらせん階段など、フランスのワイン地方の隠れ家ホテルのイメージをそのままかたちにしたような造りです。広大な森とブドウ畑に囲まれたその佇まいは、おとぎ話のシーンそのままに古色蒼然としていますが、内部は、200年を経た建物とは思えないほど美しく保たれています。


客室はスイートルーム4室を含め16室。ホテルを想定した建物ではないため、各部屋のレイアウトは大きく異なっています。ただしいずれの部屋も上品なクラシックスタイルで統一されており、アンティークの木工品や上質のファブリックなどで贅沢な雰囲気に仕上がっています。一方、見た目は古風でも、設備や機能は現代の5つ星ホテルにふさわしいレベル。特にバスルームは最新設備に改装され、ほとんどの場合ジェット機能付きのバスタブが付いています。


ここまで説明すれば、もと修道院だからといって禁欲生活とは無縁であることがお分かりでしょう。ホテル周辺には有名ワイナリーがたくさんあるので、試飲ツアーもたっぷり楽しめます。併設のレストランもこのホテルの目玉であり、教会を思わせる高天井の空間で高級現代フレンチを楽しむことができます。
アクセス：
飛行機：現在、アクセスの良い空港はパリ、リヨン、ジュネーブですが、Dijon-Longvic空港が再開予定です。ヘリコプターでの送迎をご希望の方はお問合せください。
鉄道：シャルルドゴール空港もしくはパリ北駅よりディジョンまでTGVで約1時間半。