Hotel ZaZa Museum District

すべてが大きめで大胆なテキサスでは、ブティックホテルも例外ではありません。ヒューストンの中心街に位置する「ホテル・ザザ（Hotel Zaza）」は、ダラスを本拠とするホテルグループの2号店ですが、贅沢さを前面に押し出しているため、ビジネスチェーンホテルと間違える人はいないでしょう。


スタンダードルームでさえデラックスな装いですが、スイートルームはそれに輪をかけた豪華さ。「コンセプト・スイート」は、1室ごとにテーマの異なるインテリアが特徴で、赤で統一された妖しげな「ゲイシャ・ハウス（Geisha House）」や、ジョンソン宇宙センターにひっかけた「Houston We Have a Problem（ヒューストン、問題が発生した！）」のブルー、グレー、ホワイトの内装に望遠鏡完備という遊び心も、旅人を楽しませてくれます。


一方、その上を行く超高級スイート「マグニフィセント・セブン（Magnificent Seven）」は、これ以上ないほど贅沢な部屋。実際には8室ありますが、いずれもまったく異なるデザインが採用されています。高級なファブリックや家具、大画面薄型テレビなどの先進機器などを惜しげもなくつぎ込み、バスルームには泡風呂まで完備しています。


その華麗で贅沢な装いは、公共スペースにも共通しています。また、館内の大ホールや多目的スペースを利用したイベントの企画を、スタッフがサポートしてくれます。こうしたスペースもデザインはさまざまで、覗き穴のある部屋や、分厚いカーテンに鏡とシャンデリア、そしてアニマルプリントのカーペットで仕上げた、「密談」にふさわしい雰囲気の部屋もあります。併設のレストランバー「モナーク（Monarch）」は、宿泊客だけでなく地元の人々にも人気で、ステーキやショートリブ、そしてスシなど、昔と今のアメリカの食を体験できます。