Modern Hotel

宝石の州、あるいは“ポテト・ステート”と呼ばれる米国アイダホ州の州都ボイジーは、“シティ・オブ・ツリー（木々の街）”の愛称で親しまれているけれど、その街並は少しずつクールでモダンな表情へと変化してきているよう。その証拠のひとつとして、かつて格安モーテルだった建物を改装した小さなオアシス「モダン・ホテル（Modern Hotel）」があります。

客室は、チーク材の家具を生かした品の良いレトロなインテリア。ジョージ・ネルソンのデザインによるランプや、はっとするような明るい色で要所を引き締めています。部屋によってシャワーのみ、あるいはバスタブ付きに分かれますが、iPod用のAV機器や自然派化粧品William Roamのアメニティは全室に完備。スイートは簡易キッチン付きなので長逗留にも便利です。料金はリーズナブルなのも嬉しい限り。裏庭は緑に囲まれた憩いの場で、宿泊者はもちろん、州で一番なお洒落な「モダン・バー（Modern Bar）」の客も一緒にくつろいでいます。

ホテルは開発中のリネン地区にあり、近所には各種のショップや話題のレストラン、カフェなどがあります。またホテルの隣にはイベントホール「リネン・ビル」があり、クリエイティブなイベントがよく開かれています。街を一歩出れば大自然の宝庫。あちこちの国立・州立公園を巡りながらアウトドアを堪能するゲストも珍しくありません。ポートランドやシアトルほど垢抜けていませんが、少ないお金でアドベンチャーが楽しめるのがボイジーの魅力。モダン・ホテルは、この街の成長を俯瞰するには絶好の場所と言えるでしょう。