コモ ウマ ウブド / COMO Uma Ubud

ついにバリが旅の目的地として帰ってきました。各政府はやっと旅行制限を緩和し、そうでない国の市民達はどんどん規制を無視するようになったのです。簡単に言うと、バリはどこの巨大都市の地下鉄より安全なのです。そして何よりもバリ島のクタというまちはどの国の町よりも数多くの隠れ家を誇る町なのです。これ以上に良い隠れ蓑はありません。また、過去数年で多くのリゾートは改装し、また新たなリゾートが多く建てられました。

その中でも注目したいのは、ロンドンやバンコクなど、首都に姉妹ホテルのあるコモ・グループの「コモ・ウマ・ウブド（Como Uma Ubud）」。このホテル、恐らく切り詰めなくてはいけない事情があったのでしょうが、他の退廃的な姉妹に比べて禁欲を強いられた感があります。
これ以上に自己を見つめるべく滞在ができるホテルがあるでしょうか？ビーチの喧騒から遠く離れ、島の背骨を形成する火山帯の一つの山の斜面の小さな村の中に巣を作るようにして建てられています。非常に平和な空間で、設計士、池袋コウイチ氏のホテルをより「外界に開放する」というコンセプトの通り、自然の光りが差し込み、風が流れます。内装は禅とシンプルをモチーフにバリ風の素材がふんだんに使用されています。
贅沢な部屋の素晴らしいプライベートプールからは河川とその流域となる谷間の息を飲むような景色が眼下に広がります。全ての部屋はプライベートテラスかコートヤードが付いていて、中でも最もリラックスできるのはコモ・シャンバラのトリートメント。ともすると他のホテルのスパのようですが、ヨガとメディテーションを重視しており、また、健康とスキンケアを最もいたわってくれるのだと言うから何ともうれしい。
この山間のロケーションの良いところは散策には事欠かないということかもしれない。ウブドはバリの文化的な町。数々の美術館やお寺があって、ハイキングやラフティング、登山などのアウトドアスポーツも楽しめます。
アクセス：デンパサール国際空港から車で約1時間。