Ulagalla Resort

保存状態見事な仏教遺跡が集まるスリランカ北中部州の州都、アヌラーダプラ。その郊外、ほとんど天然のまま残された23ヘクタールの私有地にあるのがこちら、「ウラガラ・リゾート（Ulagalla Resort）」です。敷地内の野原や林を自由に行き交うクジャクやサルが、無理なくここでの生活を続けられるよう、ウラガラでは、独自の太陽光発電所を設けたり、宿泊客用に自転車を用意するなど、エコな努力に労を惜しみません。簡単に言うなら、このエコリゾートは、環境に優しいエコな部分に妥協がないのです。

20棟あるシャレー（山荘）は、地形にしっくりと合う形でデザインされ、プライベートな空間を設けつつも、自然界を間近に感じさせてくれます。どのシャレーにもひっそりとしたミニプール付きのデッキが設置されていて、インテリアは都会のペントハウスを彷彿とさせる品のある仕上がりです。キッチュなブッダ像や仏教のシンボルを下手に取り入れることはあえてせず、シックなバスルームや、さり気なく洗練された家具をセレクト。高い天井や温かい木材のフロア、剥き出しの梁も、シンプルなモダン性を感じさせるアプローチと言えます。街ではなく、森の中に生まれた近代アパートスタイルの住環境、というわけです。

埋め込み式のスパはそんな今風な住空間とは対照的に、洞穴のように大きな地下スペースに設置されていて、伝統的なトリートメントを用意しています。そして食事の時間には、また時代を早送り。レストラン「Liya Wela」やバー、レセプションエリアは、同私有地内の植民地時代風の邸宅の中にあります。町自体も遠くはありませんが、有名な寺院さえ回ってしまえば、この敷地内だけでも十分なアドベンチャーが楽しめるはず。乗馬からカヤックまで、スタッフに頼めば様々なアクティビティも用意してくれます。

【アクセス】バンダラナイケ国際空港（BIA）から約160km。