Auberge du Vieux Port

モントリオールの一画を占める旧市街は、まるで昔のヨーロッパの小都市のよう。曲がりくねった石畳を、馬がひづめの音を響かせながら馬車を引いて通り過ぎていきます。そんな大都市の中の小さな別世界に佇む、「オーベルジュ・デュ・ビューポート（Auberge du Vieux-Port）」は、タイムスリップ気分を味わえるホテルです。名目上はデザインホテルであり、見た目ほど古くはないのですが、歴史を感じさせる装飾やアイテムが建物全体にぎっしり詰まっていて、木の天井や松の床、1882年までさかのぼる石やレンガの壁にひなびた雰囲気が漂っています。

ホテルの「Les Remparts」は木造の地下室を改装した人気レストランで、おいしいフランス料理もさることながら、かつて街を守っていた要塞を取り込んだインテリアも魅力です。一方客室は、レストランや公共スペースと同じひなびたロマンチックなスタイルで、包み込まれるように快適な仕上がりです。客室のうち15室は旧港に面していて、多くの部屋にはジェットバスが付いています。ロフト型のスイートは本館から少し離れた場所にあり簡易キッチンを完備、薪の暖炉付きのスイートもあります。

フランスの田舎宿が持つ個性と歴史の香り、そして現代的なブティックホテルのサービスとスペースという、2つの異なるホテルの伝統を融合した最高のホテルです。高速インターネット回線を含めたあらゆる必須アイテムが整っているほか、屋上のテラスからはセントローレンス川と周囲のビューポート地区のパノラマが楽しめます。

アクセス：モントリオール空港より車で30分。