Le Riad Monceau

ル・リアド・モンソー（Le Riad Monceau）が正統を越えたリアド（邸宅）ホテルであるのは、オーナーのクリエイティブなセンスのおかげ。館内のあちこちには、オーナーのイサベル・オーブリーが紡ぐイスラム模様の刺繍アートが飾られ、訪れるゲストの旅の思い出の1ページを彩っています。また建物自体も、マラケシュに数あるリアドホテルの中でもとりわけ優美な18世紀築の邸宅で、建物中央のアンダルシア風の中庭とプールが印象的です。


豪華な客室は全部で7室。そのひとつ「パシャ・スイート（Pasha Suite）」のバスタブは、モスクを思わせるバスルームが目を引きます。天蓋つきベッドの部屋も多く、ロマンチックな旅人なら空飛ぶカーペットの夢を見るかもしれません。また美しいタイル細工やイスラム風の飾り縁、スパンコールのクッション、北アフリカの織物などが、異国情緒を盛り上げています。


ホテルは、街の中心部に位置し、ジャマ・エル・フナ広場や市内最大のクトゥビーヤ・モスクからすぐの、わりと分かりやすい場所にあります。単なるキッチンではなく正式なレストランを併設している点も好評で、料理教室も開かれています。一方、モロッコはイスラム国家の中では比較的アルコールに寛容な国。飲みすぎたなと思ったら、伝統のハマム（トルコ風のお風呂）で心と体のデトックスをどうぞ。