La Résidence Phou Vao, A Belmond Hotel, Luang Prabang

ラオス北部を流れるメコン川。その河岸にひっそりと横たわるルアン・パバンの町は、14世紀半ばから続く古都です。世界遺産にも登録されていますが、東南アジアの中ではまだ知名度の低い穴場的な旅先です。そこから2キロほど離れたところに、フランス植民地時代の風情とジャングルに覆われた美しい山景色を誇る「ベルモンド・ラ・レジデンス・プー・バオ（Belmond La Residence Phou Vao）」があります。

「パンジー」という名前のホテルだった建物を、ペンキを塗りなおしたり無駄な飾りを省いたりして改装しました。それでも、コロニアル時代の面影は建物のあちこちに今もそのまま残っています。スイートを含め34室しかないためプライベート感たっぷりですが、むせ返るような緑と迷路のような庭が密やかな雰囲気をさらに深めているようです。

客室はテラスあるいはバルコニーが付いています。デイベッドに寝そべりながら眺める緑の庭や山々は、心も体も癒してくれるでしょう。また大理石に似たテラゾが美しいバスルームも全室に完備しています。館内設備は限定的ですが、プールとスパ、そして郷土料理とヨーロッパの料理が楽しめるレストラン兼カクテルラウンジがあれば、優雅な逃避行を楽しむには十分です。