The Beaumont Hotel

Name: LondonのThe Beaumont Hotel
Address: Brown Hart Gardens, London, W1K 6TF, GBR
Telephone: +44 20 7499 1001
Rating: 19.7

Brown Hart Gardens, London, UK

メイフェア

101 部屋

上品＆コンテンポラリー , 活気のある

2ミシュランキー · 素晴らしい滞在

ロンドンでも指折りの最高級ホテルであるザボーモントホテル（The Beaumont Hotel）は、大西洋を越えたアメリカ・ニューヨークからインスピレーションを得ています。コンセプトは、1920年代のニューヨークの会員制クラブ。その時代のグラマラスでエネルギッシュな空気を現代に再現しています。メイフェア地区の中心、グロブナー・スクエアと高級百貨店セルフリッジズに挟まれたこのホテルは、外観はアール・デコ様式の建物で、その正面を飾るやや大胆で不思議なパブリックアートまでもが、21世紀のメイフェアらしさを象徴しています。

客室は、驚きを狙うというよりも、静かに上質さを追求したデザイン。アール・デコの意匠を忠実に受け継ぎ、壁には当時のモノクロ写真、バスルームには美しい大理石。
考え抜かれたデザインであるにもかかわらず、派手さはなく、控えめながら完璧に仕立てられたスーツのような、端正な空間です。［アンソニー・ゴームリー氏（Antony Mark David Gormley）作の「ROOM」については後ほどご紹介します。］

バーとレストランも見逃せません。バー「Le Magritte（ル・マグリット）」は、戦間期のニューヨークの魅力をそのまま閉じ込めたような雰囲気で、品位を保ちながらも、本物のセクシーさを醸し出しています。一方、レストラン「Rosi（ロージ）」では、アーティストのルーク・エドワード・ホール氏（Luke Edward Hall）が手がけた壁画に囲まれながら、モダン・ブリティッシュ料理をご堪能いただけます。

そして何より、このホテルを象徴するのが、建物の外壁に取り付けられた巨大なアートワーク。ターナー賞受賞者であるアントニー・ゴームリー氏による彫刻作品です。それは、建物の角にしゃがみ込んだマインクラフトのキャラクターのような形で、2階建ての高さがあり、特大のガーゴイルのようにそびえ立っています。その内部こそが、特別スイート「ROOM」。暗く包み込むようなオーク材のベッドルームは、「洞窟、墓、母胎、隔離室」を想起させる空間です。現代アーティストの作品の「内部で眠る」ことができるホテルは、おそらく世界でここだけ。それがラグジュアリーの極致なのか、それともその在り方への問いなのか。答えは、1泊数千ポンドのこの部屋で一夜を過ごした人だけが知ることになるでしょう。

アメニティ＆サービス知っておきたいこと