Grove Lodge

ベッド、朝食、バス。それはホテル宿泊に最低限、必要なもののチェックリストだけではなく、バースにある実際の朝食付き民宿のここGrove Lodgeの分かりやすい説明でもあるのです。バースは英国の田舎の温泉町で、Jane Austenの数冊の小説の舞台として一部の人々によく知られており、言うまでもなく作家Jane Austenが1801 年から1806年まで実際に住んだ場所です。Austenの時代に旅行者がバースに来て温泉に入り、お茶を飲み、絵葉書のように美しい通りをぶらぶら歩いたりしました。今もなお同じです。この地にある古代ローマ人によって築かれた2,000年前の温泉とジョージ王朝時代の建築物は等しく有名です。

Grove Lodgeはこの都市最大の歴史的建造物のRoyal Crescentから延びる道を1～2マイル行った所にあり、アパートメントスタイルのスイートルームがわずか3つあるだけです。Austen自身は控えめで、自立していて、貴婦人たちのメイドや堅苦しい昼食会を決して望まないような人だったのですが、彼女であればこのホテルの控えめな優雅さとLondon Road沿いの便利な場所を恐らく好むことでしょう。特にスイートルームのそれぞれには独自の応接間があり、遮るもののない庭の眺めを楽しめるからです。本当に上品です。

Grove Lodgeの各スイートルームのデザインのテーマは様々です。もちろん、ジョージ王朝スタイルのスイートルームがあり、明るいヴィンテージ物の絵画、金箔の鏡、白、青緑色、光沢のある深い青緑色といった鮮明な色の取り合わせが特徴です。さらにローマスタイルのスイートルームがあり、真紅と青味がかった濃灰色で仕上げられ、大型で柔らかいソファーと重厚なカーテンが備えられています。かなり贅沢に二階全体を借りるのであれば、飾りのついた暖炉、他に比を見ない浴槽が見られます。そしてもう一つ、中国スタイルのスイートルームがあります。風変りな選択のようにも見えますが、中国志向の芸術は18世紀に流行していたのです。このスイートルームは、ロマンティックなレッドベルベッドのヘッドボードや銀色の壁紙を軽やかに飛び回るハチドリの絵があり、装飾的であるだけでなく、奇妙でもあり、ここではこの上なく優れて見えます。

アメニティはスイートルーム全体で見るとやや違いがありますが、全室にカシミヤ、羊毛、木綿素材のMattisonのマットレス付き超大型のキングサイズベッド、Boseのサウンドシステム、White Companyのバス製品、多重式スマートテレビ、ネスプレッソマシーン、無料の新鮮な果物とチョコレートが付きます。ですが、そもそもB&Bに泊まって朝食に自分で淹れるエスプレッソとバナナを食べるだろうとは思わなかったですよね。各スイートルームには、ホテルスタッフが毎朝、しっかりとした食事を提供する専用の食事スペースがあります。Jane Austenのようにゆっくり時間をかけてポーチドエッグとトーストを楽しんでください。ホテルのバトラーが華麗な身振りで届けてくれる手書きのメモあるいは招待状に息を止めないでくださいね。幸いにも無料wi-fiがあります。