Vivanta Bengaluru, Whitefield

緑と青のガラスでチェック模様を表現したファサードからすぐにそれとわかるでしょうが、念のために言うと、ヴィヴァンタはモダンでより若い層を狙ったタージのサブブランドです。まさにその通りの役目を果たしているのが「ヴィヴァンタ・バイ・タージ - ホワイトフィールド（Vivanta Bengaluru, Whitefield）」。バンガロールはインドのハイテク産業の中心地であり、この都市の若い理系技術者たちは威容を誇るパレスよりも幾何学的な形態を好むだろうと想像してもおかしくないでしょう。

ゲストルームとスイートを合わせ199室という規模から、ホワイトフィールドをブティックホテルと呼ぶのに躊躇するかもしれません。けれどもそのスタイルやアプローチから判断すれば、これ以上ふさわしい言葉はないのです。装飾は快活で控えめ。すべての部屋は使い勝手がよく、ヨガキット、選べるピロー、ハイエンドなアメニティグッズ、IP電話、32インチ・ホームシアターシステム、高速インターネットなどを装備。タージらしいラグジュアリーと新しいハイテク機器とがうまく調和しています。

こういったホテルを語る上で、部屋は半分の要素でしかありません。ヴィヴァンタ・バイ・タージ-ホワイトフィールドのパブリックスペースに目を向けると、スパ、フィットネスセンター、賑わいのあるラウンジ、4つのレストランがあり、大変充実しています。タージ・グループのよりトラディッショナルなラグジュアリーホテルが旧市街地にふさわしいのと同様に、ヴィヴァンタ-ホワイトフィールドは発展拡大するバンガロールにぴったり。宿泊にも集まりにも適しており、都市が外の世界と触れ合っている場所なのです。