Hotel Unique

ホテル・ユニーク（Hotel Unique）は、説明を聞かなくても、写真を見れば、その名の通り大変ユニークなホテルだということがわかるでしょう。ニーマイヤーの弟子で、ブラジルで有名な建築家の一人、ルイ・オオタケによって設計されました。船のように半円のユニークな形をしています。85メートルの高さを最大限に生かし、設計された上階の客室からは、サンパウロの街を一望できます。狭い２階には、客室が４つ、そして、眺めのいい最上階には、30の客室があります。

ホテルはまるで漫画に出てくる船のようです。表面は、さびたような色の銅を使用し、丸い窓が付いています。曲線を描いた船底は、木製です。細長いコンクリート製のアンカーは、まるで、この船がひっくり返らないように地面に固定しているかのようです。屋上のラウンジは木製で、古い船のデッキのようです。また、機能的というより、どちらかと言うと装飾的な深紅色のスイミングプールもあります。

ルイ・オオタケではなく、Joao Armentanoがインテリアのデザインを担当したことで、大きな論争を呼びましたが、Amentaroの落ち着いたデザインと、オオタケのドラマティックな建築は、結果的にうまく融合し、調和の取れた、リラクスできるスペースを生み出す結果となりました。

ホテルユニークは、斬新なブティックホテルです。内装は、大変モダンで、レセプションには、冷えたシャンペンが一本置いてある小さなテーブルと椅子が２つ置いてあるだけです。客室は、建物ほど飾り気がなくシンプルなつくりですが、端にある部屋の壁は、船の側面にそってカーブを描き、また家具もカーブに合わせて長くするなど、このホテル独特のデザインになっています。バスルームは、ベッドルームにスライド式の仕切りを置いただけという、少しアヴァンギャルドなつくりになっていますので、親しい人同士でお泊まり下さい。

旅行者へのアドバイス。サンパウロは、南アメリカで一番洗練された大都市ですが、通貨価値が弱く、またホテルが過剰にある為、安くてよいホテルに泊まることが出来ます。もしこのホテルが、ニューヨーク、マイアミやヨーロッパにあったとしたら、いつも満室で何ヶ月も前に予約を取らなくてはいけないでしょう。ユニークホテルは、常に空室があり、大変安い宿泊料金で泊まることが出来ます。アクセス：
サンパウロ国際空港から車で約15分。