The Peninsula Chicago

デパートやデザイナーブティックが立ち並ぶ、シカゴのマグニフィセントマイル通りの真ん中にある「ザ・ペニンシュラ・シカゴ（The Peninsula Chicago）」は、米国で３番目のホテル。香港発信の豪華さを誇るペニンシュラ・ブランドは、ニューヨーク、ロサンゼルスでも幅広く受け入れられていますが、保守的な価値観が支配する、ここシカゴではどうでしょう？

タクシードライバーが手をかけるよりも早く、客の荷物を運ぶベルボーイを目にして、即座に疑問は消えてなくなりました。また、一度に全員の客の名前を覚える才能があるかのような対応は、うなずいて笑顔を浮かべるだけの、典型的なアメリカ流接客とは対照的で、とても気持ちがいいものです。

壮大で開放的なロビーは、ショップが入っている階の上、5階にあります。細かな装飾は中東よりも極東地域のスタイル。上品な客室には、フラットテレビやブロードバンド接続のインターネットがあり、メッセージは机の引き出しの中にある静音設計のファックス機で送られてきます。また、部屋の空調、照明、カーテンまでも、ベッドサイドとバスルームにあるコントロールパネルで調節できます。

上海テラス（Shanghai Terrace）は、シカゴでトップクラスの中華レストラン。名前の通り、ミラクルマイルを眺めながら外で食事を楽しむことができます。高さ20フィート(約6メートル)の窓でとても明るいロビーラウンジとは対照的に、バーは明るさを抑え、くつろいだ雰囲気。暖炉もあり、流行に敏感な人々で賑わっています。リッツ・カールトン（Ritz-Carlton）やWater Tower、the Drakeに程近いロケーションもそうですが、スパとフィットネス施設も一流です。